【2畳前後】コンパクトな書斎スペースをつくる際のポイント!レイアウトや注意点など

在宅ワークや趣味の時間が増え、「家の中に書斎スペースがほしい」と感じる方も多いのではないでしょうか。とはいえ「部屋を増やす余裕がない」「狭いと落ち着かないかも」と迷ってしまいますよね。
じつは快適な書斎は、2畳前後の小さなスペースがあれば十分に実現が可能です。
この記事では、コンパクトな書斎をつくるときのポイントやレイアウトのコツ、実例を紹介します。
「ミニ書斎」が欲しい!どれくらいのサイズが必要?
最近では、仕事や趣味の時間をゆっくり楽しむために、「自分だけの小さな書斎がほしい」と考える方が増えています。
とはいえ「そんなスペースうちにはない」「狭いと落ち着かないかも」と不安に思う方もいるかもしれません。
書斎は2畳前後でも快適!
「自分だけの時間に浸る場所」である書斎は、ほんの少しのスペースがあればOK!2畳前後あれば快適なミニ書斎をつくることができます。

2畳という数字を聞くと、少し狭く感じるかもしれません。しかし2畳のサイズを具体的に表すと180cm × 360cmほど。120cm幅のデスク、椅子、収納スペースを置くことができる広さです。
また、2畳ほどのミニ書斎は手を伸ばせば必要なものにすぐ届く快適さや、「好きなものに囲まれている」と感じられるおこもり感も魅力です。
集中したいときや気分を切り替えたいときにそっとこもれる「心のスイッチ」のような場所になってくれるでしょう。
2畳前後の書斎をつくる場所
2畳ほどのミニ書斎は、ちょっとしたスペースを活用するだけでつくれます。暮らし方や家族の過ごし方に合わせて、ぴったりの場所を見つけましょう。
個室を設ける

「仕事に集中したい」「静かな空間で読書したい」という方には、個室タイプの書斎が向いています。
これから家づくりを検討している方は、日の入り方や家族との距離などのレイアウトも考慮し、個室タイプのミニ書斎を設けるベストな場所を検討してみましょう。
今の住まいで個室のミニ書斎をつくりたい方は、ウォークインクローゼットや土間収納・家事室などを活用してみると良いでしょう。
また、個室タイプのミニ書斎のドアは引き戸、もしくは廊下側に開くタイプがおすすめ。室内側にドアの開閉スペースを設けずに済むため、コンパクトな空間をより広々と使うことができます。
リビング・キッチンなどの一角

家族とのつながりを感じながら書斎を使いたい方は、リビングやキッチンの一角を活用してミニ書斎をつくる方法がおすすめです。
リビングやキッチンに設置されたミニ書斎であれば、家事の合間にパソコン作業をしたり、子どもの勉強を見守ったりと、多目的に使えます。
視線が気になる場合は、背の低い家具でさりげなく仕切ると良いでしょう。個室感をより強く印象づけたい場合は、ミニ書斎部分だけ床の色を変えるのも良い方法です。
スキップフロアを有効活用

階段の踊り場や中2階などを「スキップフロア」と呼びます。スキップフロアも、書斎スペースにぴったりの空間です。
とくにリビング階段のある住まいでは、2畳ほどのスキップフロアをミニ書斎にすることで、家族と同じ空間にいながら「じぶん時間」に集中できます。
階段下のデッドスペースに

階段下の微妙なスペースは、天井部分が階段によって斜めになっているため、活用方法に迷ってしまいますよね。
そのスペースにデスクと椅子を置けば、ミニ書斎に早変わり!天井が低いため暗くなりがちですが、照明を工夫すれば解消でき、隠れ家のような心地よさが味わえます。
2階のホールを活用する方法も!

2畳ほどの広さがあるホール空間は、ただの広い廊下として使うのは少しもったいない場所。
本棚やデスク、椅子を置くことでミニ書斎として活用できます。
通路を邪魔しないように、デスクの奥行きは広くなりすぎないように注意しましょう。
寝室につくれば寝る前のリラックスタイムが豊かに

寝室に設けた小さな書斎で寝る前に読書をしたり日記を書いたり、お茶を楽しんだり…。夜のリラックスタイムが、2畳ほどの小さな空間でより心地よいものとなります。
ほかの場所に設けたミニ書斎とは違い、来客者に見られることもほとんどなく、完全にプライベートな空間として活用できる点も魅力です。
2畳は狭い?コンパクトな書斎のレイアウト・間取りのコツ

2畳ほどのミニ書斎は、限られた空間だからこそレイアウトに工夫が必要です。ここでは、小さな空間をうまく活かすためのポイントを紹介します。
収納は空間を有効活用するプランを考える
賢い収納プランを取り入れることが、2畳前後のミニ書斎を快適にする鍵です。
必要な物を十分に収納できるスペースをコンパクトな空間でも設けることで、書斎空間の機能性や快適性もアップします。
たとえば壁面を使って棚やボックス収納を設けたり、椅子をベンチ型にして座面の下を収納スペースにしたりといった方法で、コンパクトな空間でも快適な収納プランをたててみましょう。
リビングに設置する場合は集中できるレイアウトを

リビングやダイニングの一角に書斎をつくる場合は、集中できる配置が大切です。
デスクは壁付け、もしくはテレビや家族の動きが視界に入りにくい場所に、設置すると良いでしょう。
また、目隠しとして背の低い収納家具やパーティションを使うのもおすすめです。ほどよく仕切りができて、作業や自分の時間に集中しやすくなります。
コンセントは必要であれば増設する
ミニ書斎づくりにおいて見落としがちなのが、コンセントの位置です。パソコンや卓上ライト、スマートフォンの充電など、ミニ書斎ではコンセントの数が必要になります。
コンセントのある場所にミニ書斎を設けられない場合は、増設工事も検討するのもひとつの手です。延長コードで対応する場合は、配線カバーを使うか、コードを壁沿いにまとめておくと清潔感が保てます。
エアコンが設置できない場合は空調に注意

ステップフロアや階段下などのスペースは、エアコンの風が届きにくいことがあります。
サーキュレーターやシーリングファンなどを使い、書斎空間にもエアコンの空気が届くように配慮しましょう。暑さ・寒さがひどい場合は、置き型の小型エアコンや冷暖房機器を検討するのも良い方法です。
おしゃれさも忘れたくない!
2畳ほどの小さな書斎は、自分だけの時間を過ごす場所。お気に入りのインテリアに囲まれていることで、趣味の時間やデスクワークや作業の時間も、楽しいものに変わるのではないでしょうか。
また、2畳ほどの小さな書斎は、リビングや個室では少し勇気のいるインテリアも取り入れやすい場所でもあります。
カラフルな壁紙やユニークなオブジェなど自分の好きな物を置いて、「自分だけの空間づくり」を楽しんでみるのもおすすめです。
将来の使い方も考慮しておこう

ミニ書斎をつくる際は、ライフスタイルの変化も考慮することが大切です。
たとえば子どもが小さなうちは、子は宿題、親は仕事…と並んで使うこともあるかもしれません。そして子どもが自室を持つようになれば、ミニ書斎は夫婦それぞれの作業スペース、もしくは半分は収納スペースとして活用する可能性もあります。
使い方が変化した場合も考えて、柔軟に使えるレイアウトを意識しておきましょう。とくに窓の位置やコンセントの数などは、何度も工事をすると費用負担も増えてしまうため、ミニ書斎をつくる際にあらかじめしっかり計画することが大切です。
2畳〜4畳のコンパクトな書斎のメリット

- 狭い空間ならではの「落ち着き感」がある
- 家族とのつながりを感じられる
2畳〜4畳ほどのコンパクトな書斎は、狭いからこそ心地よく過ごせる空間です。視界が限られることで余計なものが目に入らず、自然と集中力が高まります。
また、リビングやホールの一角など家の中に開かれた場所に設けると、家族の気配を感じながらも自分の世界に没頭できます。
「自分だけのプライベート感」と「家族とのつながり」のバランスが取れた、小さな贅沢空間と言えるでしょう。
2畳〜4畳のコンパクトな書斎のデメリット

- 使い方によっては、狭さを感じることがある
- リビングに併設している場合、集中しにくいことがある
2畳前後の書斎は、過ごし方によっては少し窮屈に感じることもあります。また、リビングに併設された書斎は、家族の会話やテレビの音が気になってしまうことも。
収納スペースや家具のサイズを工夫して快適性をアップさせたり、イヤホンやヘッドホンで家族の声やテレビの音を遮断するなどの工夫を取り入れることで、デメリットを感じにくくできます。
2畳前後のミニ書斎を設けた間取り例
最後に、2畳前後のミニ書斎を設けた家の事例を紹介します。これからミニ書斎の設置を検討している方は、参考にしてください。
ヌックのあるミニ書斎

家の中のプライベートスペースとして人気なのが、ヌックタイプの書斎です。壁や天井に囲まれた小さなスペースが、心地よい「おこもり感」をつくりだします。
こちらはジョイナスホームのモデルハウスなので、見てみたいという方は以下からご予約ください。
リビングにあるちょっとした「おこもり空間」

リビングの一角、階段下スペースに小さな書斎を設けた事例です。
壁に設置されたテーブルを造作することで、すっきりした印象に。照明によって暗さもしっかり対策されています。
2畳前後でも快適なミニ書斎は作れる!
2畳ほどのコンパクトなスペースでも、アイデア次第で快適な書斎は実現できます。
お気に入りの家具や照明を取り入れて、自分らしい時間を楽しみましょう。
2畳前後のミニ書斎をはじめ、おうち時間やくつろぎタイムを大事にしたい方は、ぜひ私たちにご相談ください。
ジョイナスホームは、愛知・三重・岐阜で家づくりのお手伝いをしている工務店です。
私たちが大切にしているのは、「ずっと好きでいられる家」をつくること。趣味の時間や、家族との過ごす日々が豊かになる。あなたの個性を、暮らしで叶える家づくりをサポートいたします。
家づくりに役立つイベントも、随時開催しております。こちらもぜひお気軽にご参加ください。

















