梅雨でも快適!湿気に強い家づくり
こんにちは!ジョイナスホームです。
毎年、梅雨の時期になると住宅問題で悩まされるのが湿気ですよね。梅雨の時期に悩まされる湿気問題を解決できる家づくりがあれば、知っておいて損はありません。そこで、今回は梅雨でも快適!湿気に強い家づくりについて、詳しく紹介していきます。この記事を読めば、湿気に強い家づくりについて詳しく知れること間違いなしですよ。
★目次
〇第一章 湿気に強い家を建てるための基本
1.1 敷地選びのポイント~風通しの良い土地を選ぶ
第一章 湿気に強い家を建てるための基本
湿気に強い家を建てるための基本として、敷地選び、建材選び、間取りの工夫が挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.1 敷地選びのポイント~風通しの良い土地を選ぶ
風通しの良い土地を選ぶことは、湿気に強い家づくりの第一歩です。周囲に高い建物が少なく、風の通り道が確保されている敷地は、家の中に湿気がこもるのを防ぎます。特に、南側や東西に開けた土地は日当たりも良く、相乗効果で乾燥しやすい環境を作れます。
また、敷地内の高低差も重要です。低い土地は水が溜まりやすく湿気がこもりやすいため、なるべく高台や平坦な土地を選ぶと良いでしょう。ハザードマップなども参考に、過去の浸水履歴がないか確認することも大切です。
1.2 第一種換気システムやガス乾燥機の導入
湿気に強い家を建てる上で、第一種換気システムは非常に有効な手段です。このシステムは機械で給気と排気の両方を行うため、計画的に家全体の空気を入れ替え、室内の湿気を効率的に排出できます。特に梅雨時など湿度の高い時期でも、安定して換気を行うことで、結露やカビの発生を抑え、建材の劣化を防ぎ、住まいの健康寿命を延ばすことにつながります。
また、ガス乾燥機の導入も湿気対策として大変おすすめです。衣類乾燥に電気乾燥機と比べてパワフルな熱量を使うため、短時間で洗濯物を乾かすことができます。これにより、部屋干しによる室内の湿度上昇を防ぎ、洗濯物から発生する湿気が家の中にこもるのを抑制できます。快適な室内環境を保つためにも、これらの設備は非常に重要です。
1.3 間取りの工夫~風の通り道を意識した設計
効率よく風を通すためには、地窓や高窓も通風を促す上で有効な開口部となります。地窓は床に近い低い位置に設けることで、地面付近の涼しい空気を取り込むのに役立ちます。一方、高窓は高い位置に設けることで、暖かい空気を効率よく排出する役割を果たします。これらの窓を組み合わせることで、より立体的な空気の流れを生み出すことが可能です。
室内の空気の流れを妨げないために、室内ドアにも工夫を取り入れることができます。例えば、ドアの一部にルーバー状のデザインを採用することで、ドアを閉めた状態でも空気の移動を促すことができます。これにより、家全体の通風性を高めることが期待できます。
1.4 建材選びの重要性~調湿性能の高い自然素材を活用
壁材として注目されるのは、珪藻土や漆喰です。珪藻土は微細な孔が無数に空いており、優れた吸放湿性を発揮します。室内の湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥している時には放出する特性があります。一方、漆喰は消石灰を主成分とした自然素材で、こちらも調湿性に優れています。
床材には、無垢材が適しています。無垢材は木が本来持つ調湿性を活かすことができ、足触りの良さや経年変化を楽しめるという魅力があります。
天井材においても、調湿効果のある素材を選ぶことが重要です。例えば、珪藻土や漆喰を天井に用いることで、室内の湿度バランスを整えることができます。
エコカラットは粘土鉱物などの微細な孔を持つ原料から作られており、室内の湿度が高い時には湿気を吸い込み、乾燥している時には湿気を放出するという優れた調湿機能を持ち合わせています。これにより、結露やカビの発生を抑え、アトピーやぜんそくといったアレルギー症状の緩和にもつながるとされています。
また、エコカラットは有害物質を吸着・低減する効果や、ペットや生ごみなどの生活臭を軽減する脱臭効果も期待できます。デザイン性も高く、内装材としても魅力的な選択肢です。調湿性能だけでなく、健康やデザイン性も考慮した建材選びとして、エコカラットは湿気に強い家づくりにおいて非常に有効な建材であると言えるでしょう。
第二章 湿気がこもらない収納スペースの工夫
家づくりにおいて、収納スペースは暮らしやすさを大きく左右する重要な要素です。特に湿気の多い日本では、収納内部の湿気対策は欠かせません。収納について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
2.1 収納の基本~風通しを確保する
収納の顔となる扉は、通気性を確保する上で重要な役割を果たします。ルーバー扉は羽根板の隙間から自然な空気の流れを生み出し、収納内部の湿気を効果的に排出します。デザイン性にも優れており、おしゃれな空間を演出できる点も魅力です。収納する物に合わせて、素材やデザインを選ぶと良いでしょう。
収納内部の床面にすのこを敷くことは、床と収納物の間に空気の通り道を作る有効な手段です。特に、湿気が溜まりやすい部分の通気性を高めることができます。木製のすのこだけでなく、プラスチック製のものもあり、お手入れのしやすさも考慮して選びましょう。また、除湿シートを併用することで、さらに湿気対策の効果を高めることができます。吸湿性の高い素材で作られたシートは、収納内の余分な湿気を吸収し、カビの発生を抑制します。
収納を壁にぴったりと設置するのではなく、わずかな隙間を設けることも、風通しを良くするための大切な工夫です。壁と収納の間に空気の層を作ることで、結露の発生を抑え、湿気がこもるのを防ぎます。特に外壁に面した収納スペースでは、この隙間を意識することが重要です。
2.2 場所別の収納対策
玄関は湿気がこもりやすい場所です。脱いだ靴はすぐに下駄箱にしまうのではなく、しばらく風通しの良い場所で乾燥させましょう。下駄箱には除湿剤を置いたり、扉を定期的に開けて換気したりすることが大切です。可動棚であれば、靴同士の間隔を空けることで空気の通り道を作れます。
衣類や寝具を収納するクローゼットや押入れは、湿気対策が特に重要です。市販の除湿剤や乾燥剤を活用し、定期的に扉を開けて換気を行いましょう。扇風機などで空気を循環させるのも効果的です。詰め込みすぎず、適度なスペースを保つことも風通しを良くするポイントです。
キッチンや洗面所は水回りであるため、特に湿気が発生しやすい場所です。調理中や入浴後は換気扇を必ず回し、湿気を排出しましょう。収納扉がある場合は、時々開けて空気を入れ替えることが大切です。珪藻土マットなど、吸湿性の高い素材を活用するのも有効です。
まとめ 快適な梅雨を迎えるために
今回は梅雨でも快適!湿気に強い家づくりについて紹介してきました。
湿気に強い家を建てるための基本として、敷地選びや建材選び、間取りの工夫が重要となってきます。また、湿気がこもらない収納スペースの工夫として、風通しを確保することや、場所別の収納対策を知っておくと梅雨の時期でもお家で快適に過ごせます。
湿気に強い住宅に関してはジョイナスホームがサポートいたしますので、お気軽にご相談ください♪